喜多方の水道は、熱塩加納町(あつしおかのうまち)の日中ダムを水源(すいげん)として、浄水場(じょうすいじょう)で浄水(じょうすい)され各家庭に配水管(はいすいかん)を通して届(とど)けられます。
浄水(じょうすい)される水には、川の水・ダムに貯(た)められた水・地下水(ちかすい)があります。
では、浄水場(じょうすいじょう)の仕組み、働(はたら)きを見ていきましょう。
導水管(どうすいかん)を通って、日中ダムの貯(た)められている水を混和池(こんわち)に引いています。
引かれた水(原水)に3種の薬品(やくひん)を加えかき混ぜます。
水中のにごりや細かいごみをかたまり(フロック)にする薬品(やくひん)
水を弱アルカリにする薬品(やくひん)
水中のばい菌(きん)を殺菌(さっきん)する薬品(やくひん)
凝集剤(ぎょうしゅうざい)(PAC)でフロックができやすくするため水中の羽根車(はねぐるま)でゆっくりかき混(ま)ぜます。左から右へとフロックが少しずつ大きくなっていきます。
大きくなったフロックは、重くなり沈(しず)んで(沈殿(ちんでん))いきます。沈(しず)んだフロックのかたまり(汚泥(おでい))は、水中の機械(きかい)でかき集められ天日乾燥床(てんぴかんそうしょう)に送られます。
沈殿池(ちんでんち)から送られてきたうわ水をさらに砂でろ過(か)し、きれいな水にします。
ろ過池(かち)から送られてきたきれいな水をいったんここに貯(た)めてから各配水池(かくはいすいち)に送ります。